クイバータイプロッドケース ザ・クイバー5 リリース決定

 おそらく日本メーカーでは唯一となるクイバータイプのロッドケースのリリースが決定しました。

LEELではすでにおなじみとなっていたこのタイプのロッドケースですが、日本メーカーのものは今までなかったように思います。

船釣りや磯釣りが主流でがっちりロッドを守らなければならないがために進化してきたハードタイプ主流の日本のロッドケースとは、この手のクイバーロッドケースは全く発想が逆です。

 すなわち、いかにready to use、すぐ使える状態で多くの竿を軽量かつコンパクトに持ち運べるか、ということに主眼が置かれているということです。車から釣り場までのそんなに長くない、しかも磯場等のように傷が付く恐れが少ない状況において、堅牢性よりもこのような観点に重きが置かれるのは当然と言えるでしょう。そう、クイバータイプロッドケースはカープフィッシングにおいて主流となって来たロッドケースなのですから。

 多くのカープフィッシングブランド、欧州シマノやダイワを始め、フォックスやKORUM、Greys、CHUB、ウィッチウッドやAVID CARP、そしてTrakkerなどが、それぞれ独自のクイバーをリリースしています。しかしいずれも、やはり欧州の釣り事情に最適な設計となっており、これが即ち、日本の釣り事情に最適かというと必ずしもそうではありませんでした。

 ザ・クイバー5がこういった欧州ブランドのクイバーとどう異なっているのか、一つは短めの全長、ただしKORUMのクイバーでも100cmという全長のモデルは2つあります。

 もう一つは幅広の設計。これはこの全長に対してで言えばかなり幅広の設計です。なぜならば、3ピースのみならず4ピースや5ピースといったマルチピースのロッドが人気上昇中の状況において、欧州のクイバーのように主に2ピースのスリムなカープロッドのみを想定した設計では収納しにくいロッドが出てきているからです。そう、ザ・クイバー5は、カープフィッシングのみならず堤防釣りや投げ釣り、あるいはルアー釣りまでを想定した、様々なロッドを収納可能なように設計されています。例えば竿尻収納部分。欧州のクイバーはスリムなグリップのカープロッドを想定しておりフルコルクのルアーロッドや並継の投竿等は入らない、といったものもあります。また3ピースロッドでガイドが2番や1番のセクションの最下部に付いている場合、このガイドが邪魔して入らないこともありました。そういったことを出来るだけ減らせるよう、竿尻収納部分は余裕をもったサイズ設計となっています。また、竿を固定するマジックテープ部分も、太い並継投竿等に対応するよう長めにとってあります。

 さらに、メイン収納部分を完全にジッパーで開閉可能なスタイルにしました。これはESPのクイバーにも見られる設計でザ・クイバー5唯一というわけではありませんが、通常のクイバーのようにメイン収納部分がまさに矢筒のように上からしかアクセスできないと、傘やテントといった大型長物を入れるしか使い道が無くなります。しかしカープフィッシングのコアなファンでない限り、こういったものをいつも持ち運ぶ人は少ないのではないでしょうか。それよりも、雑多な荷物、例えば、三脚やリグケース、着替えや諸々の荷物をまとめて収納でき、なおかつ簡単に取り出せるほうが実用性があると判断しました。サイドジッパーで完全に開閉可能なメイン収納部なら、底に溜まった荷物も容易に取り出せます。

 また、メイン収納部分にも竿を入れたいという方も多いと思います。これも、ジッパー方式なら上部分だけ開けておけば問題なく実現可能です。幅広なので例えばロッドポッドなどもメイン収納部分に収納できるので荷物を一つにまとめられます。

 ザ・クイバー5は2つのプロトバージョンを既に公開しておりますが、正式バージョンはバージョン2とほぼ同一になります。少し異なるのは、ショルダーストラップの位置とロゴ周りの素材です。より持ち運びしやすい設計としました。

 正式バージョンのリリースは8月ごろを予定しています。是非、日本の釣り事情に最適化された「ジャパンスタイル」クイバーをお試しください。