5ピースフロートロッド、フロータニアのプロト!!

5ピースパックロッド、フロータニアフロートロッドのプロト
BoeCenシリーズ初のロッドとなるフロータニアのプロト。まだ改良が必要だ

 前回少し触れたフロートロッドの開発。丁度プロトタイプが出来上がって来ました。少し当初の設計とは異なる部分がありまだまだ改良が必要ですが、大まかには良い感じに仕上がっています。BoeCenシリーズ初のロッドとして「フロータニア」と名付けられたこのロッドは14ftありながら5ピースなので仕舞は91cm。EQUESと同じ「Travel Buddy」コンセプトとなっています。

 欧州のマッチフィッシングロッドと決定的に異なるのはガイドのサイズ。フロータニアはKガイド採用でルアーフィッシングにも使えるガイド設計です。しかし調子は北米フロートロッドの要素も取り入れたやや胴調子。ただここは少し修正するかもしれません。北米のスチールヘッド用フロートロッドはかなりスリムで胴調子なのですが、延べ竿的楽しさを考慮した「止めて獲る」ようなスリリングなやり取りにはやや不安というかパワー不足なような気がしています。案外欧州の先調子のマッチロッドも曲げこめばしっかり曲がりますし、こういう調子の方が「ジャパニーズ・フロートロッド」としては面白いかも? 調子についてはまだまだ改良は続きます。

 ガイドは先に触れたとおり富士のKガイドで、センターピンでもスピニングでも使えるようなガイド配置となっています。トップガイドは6mmサイズ、バットガイドは25mmサイズ。これ、かなり悩みました。スピニング寄りで行くならばバットガイドはもっとあって良いのですがセンターピンを考えるとあまり大口径はラインが暴れるだけです。トップガイドのサイズもルアーキャスティングや、北米等ガイドが凍るような場面を考えると8mmでもよいのですが先重りするので6mmに落ちつきました。

試しにセンターピンで投げてみると…さすがにロングロッドだけあって良く飛びます、が、やや胴調子すぎて持ち重りがするかな…欧州マッチロッドに慣れ過ぎたか!?

少しwallisキャスト時のぶれが気になります。うーん、これは調子の問題であります。ガイド、ライン通りは問題なし。スピニングでも同様…。ガイドはこのままでいけそうです。

 さて、写真には映っていませんがグリップ周りが少し変わった作りになっているのですが…まあこれは次回ご紹介いたしましょう。

ジョイントは当初印籠継を考えましたが逆並継に変更しました。5ピースという事で特に先端寄りは細くなりここで印籠継は強度的に不安であるからです。サケや大型ニジマスのノンフロート釣法まで考えていますので、強度はそれなりに必要なのです…しかも「止めて獲る」なら尚更!! おそらくフロートロッドはセンターピンで使う場合は特に魚を泳がせて獲るというスタイルを想定されていると思いますが(海外の場合)、せっかく延べ竿という面白い文化がある日本では、この延べ竿的楽しさを取り入れたいではありませんか!?とりわけモンスター相手では、逆説的ですがセンターピンでも「ラインを出さない」やりとりが勝敗を分けます。そんな時、「延べ竿的」にタメの効く長さとバットパワー…これが「ジャパニーズ・フロートロッド」には必要なのです。

 とまあ勝手に熱くなっておりますが、これからのサケ釣りシーズン、このロッドのテストも行っていきたいと思います。