フロートロッドのパワー

5ピースフロートロッドのプロトタイプで釣られた鯉

 だんだん寒くなってきました。釣りには厳しい季節になって来ましたね。

さて、何度かご紹介している5ピースフロートロッドのニュープロトですが、フロートロッドとしてはかなりのパワーがあり写真の様な鯉だと殆ど走らせずに釣り上げることができます。以前のプロトはかなりこのニュープロトよりは軟らかかったのですが、それでも75cm程度のサケは上がっています。さすがに走らせずに、というわけではありませんでしたが。

5ピースフロートロッド旧プロトタイプでの鮭釣り

 上の写真は以前のプロトでの釣果です。以前のプロトも北米のロッドっぽくて悪くはないのですが…走らせずに獲る、というスタイルを行うにはややパワー不足でした。走らせて獲る人にはむしろ向いていたかもしれませんが…。この感じですと強くなったニュープロトだとこの程度のサケはあまり走らせずに、延べ竿的に獲れるのではないかと思います。
 一般的なフロートロッドは、欧州のものであれば基本的に中型魚以下を想定しておりパワーは弱め、北米の物はスチールヘッド向きでさらに胴調子で柔らかいです。全体に、魚を止めて獲るような設計では無く、走らせて獲るような設計です。

 このニュープロトは、できるだけ止めて獲るスタイルに対応するように設計しました。ターゲットサイズとしてはメーターオーバーを最終ターゲットにしているのでまだまだテストが必要ですが、とりあえずオフシーズンの間は90cmクラスの鯉を如何に止めながら獲るか、ということでテストをしてみたいと思います。鮭鱒解禁までは…。

 ただ根本的な話として、いわゆる一般的なフロートロッド、ヨーロッパ市場や北米市場の物よりもこのプロトはかなり強くなっているので、やはりスピニング、即ちルアーフィッシングでの可能性も探らねばなりません。スピニングリールでのキャスティングテストはまずまずのフィーリングですが、まだルアーでのテストは不十分です。ターゲット的には…ヒラスズキなんかがベストなのでしょうが…。少しハードルが高いですね。とりあえず先にフロートロッドとしてのテストを完了させた方が良いか…なんだか逃げているようですが、ロッドの2つの性格があると2つの側面からテストが必要ですので労力も時間も倍かかりますね。しかしせっかく日本のブランドとしてはおそらく初めてのフロートロッドとなるのでしょうからありきたりなフロートロッドにはしたくないものです。