磯ヌカカ対策

ようやく猛暑も過ぎ去ろうとしていますが、防虫対策はまだまだ必要な時期です。

今回は磯ヌカカ対策について少し。

 

ご存知の通り海釣りでは磯ヌカカが最も凶悪な害虫の一つであります。

刺されるとすぐにはかゆみは出てきませんが半日後あたりからかゆくなりかゆみやハレが1週間以上続くことも多いものです。川では見かけることはなく、川釣りオンリーの人が無防備に海へ行くと大変な目にあいます(経験者は語る)。

 

昨年はこの磯ヌカカにやられ眠れないほどのかゆみが出たこともあり、以降対策をするようになりました。

其の甲斐あってか今年は無傷で済んでいたのですが、あろうことか先日ちょっと油断して半そでを着ていると虫よけスプレーをしていたにもかかわらず1か所刺されてしまい猛省をしているところです。

 

さて対策の具体論ですが、特にアミエビやオキアミを使う釣りではこの虫の寄りが早いので、必ず厳重対策をします。具体的には長そで長ズボンは当然ながら、グローブも3本指出しタイプで露出は指だけにします。首は経験上あまり刺されることはないのですが一応タオルや襟でカバー、さらに虫よけスプレーをかけます。この際ディートが10%以上含まれるものを使います。

ハッカ油が効果ありという記述もよく見られますが、ディートのほうが確実だと思われます。

顔はできるだけ虫よけスプレーはかけたくないのですが、ヌカカが多い場合は一応手に取って塗っておきます。

ただし、首同様、この虫はあまり顔を刺さないようで、圧倒的に被害を受けやすい場所は手や腕や足です。

これがもし顔もどんどん刺してくる虫なら対策はより困難を極めているものと思われます。

 

ここまで対策しますと、もっとも注意すべきはグローブから出ている3本の指先ということになります。

ここはどうしてもオキアミなどを触るのでいくら虫よけスプレーをしていてもすぐに効果がなくなり刺されるリスクがあります。

対策としては、数十分おきにスプレーをし、なおかつ指はあまりじっとせずに常に動かしているようにしたいものです。待ちの釣りではしっかりスプレーを念入りにすることが大切です。

 

虫よけスプレーはいくらディートが多く含まれているものでも、持続時間が比例して長くなるだけで効果そのものが強くなるわけではないようです。

10%クラスのものを使っていますが、持続時間は1~2時間程度とみています。先日は4時間後程度にやられましたが、この時期でこれですので、虫がもっと多い盛期ならばやはり2時間以内にスプレーのし直しをしたいところです。無論これは首などの話で、指先は先述の通りもっと頻繁に塗りなおしが必要です。

 

ディートが余りに多い虫よけは、素材によっては合皮などを溶かしてしまうことがあるようなのと、人体への影響もやや心配ですので、10%台までが良いと思います。海外ではもっと上があるようですが、これは感染症のリスクを鑑みた、やむを得ないものとしてとらえるべきであり、磯ヌカカにそこまでのものを使用する必要性は無いと思います。それよりも頻繁にスプレーしなおすことが大切です。

 

さて、ここまですると刺されることは基本少ないとは思いますが、それでも刺された場合の対処法です。

ここからは医療情報のようになりますがあくまでも個人的見解として参考程度になさってください。

体質等によっては全く違う結果や副作用が出ることも考えられますので。

 

市販のかゆみ止めなども色々試しましたがこの虫刺されに聞くものは少なく、結局ベストはアンテベートなどストロングタイプのステロイドを塗り、ばんそうこうなどでカバーしておくことです。

医者に行ったところでこういったステロイドを出されることになろうかと思います。

残薬がある方はこれで対処できるでしょうが無い方は病院へ行く必要があります(市販はされていません)。

ポイントはかならずばんそうこうなどでカバーし、薬を四六時中タップリ患部につけた状態をキープすることと、同時に掻いてしまわないようにすることです。

この虫刺されはとにかく掻けば負けであり、跡も残りやすくなりますし何よりかゆみが倍加します。

お忙しい方でステロイドの入手が困難な場合は市販のもののなかで最も強力な例えば〇ヒEXなどを用いるのが良いでしょう。

できればクリームタイプのものを使用しばんそうこうでカバーします。ローションタイプや揮発性の高いものは効果が持続しにくいためお勧めしません。

 

ただどれだけ対処してもやはり刺されると全くかゆみなしに抑えられるというのはほぼないですので、刺されないように予防することが最も大切かと思います。