鮭などの遡上魚釣りに シビアな本流フロートフィッシング Vol.2

センターピンリールとフロートロッドで釣られた鮭

  さて、中層の大錘以下は、シャツボタンスタイルで均等打ちで徐々に軽くしたガンダマを打って行く。下層に行くほど流れは緩く、またエサ先行にし易くする為 に下に行くほど軽い錘とする。そしてハリスの接続部まで行くのである。ウキからハリス接続部までの長さは、45度での流しを想定しおおよそ目測での水深の 1.5倍とする。水深が分かりにくい場合は一度ウキ先行で流してみてウキの角度でおおよその水深を見る。もっとも、あくまで参考程度にしかならないが。

 ハリスはどの程度とるか。おおよそ60cm程度で良いだろう。ハリスにも小さめのガンダマをいくつか打つ、ただし餌から30cmは離しておく。

  この仕掛けで、ドラグをかけて流すとどのような形になるのか。ウキ下から中層の大錘まではいくらかのオバセはあってもほぼ張っており、おおよそ45度の角 度でラインが水流を切りハリス接続部が底付近をゆらゆらとして、そこからハリスがほぼ水平に伸びている…となれば理想的だが、実際にはそうならないことも 多いだろう。多くは、仕掛けのウキ上がりが想像以上に大きくなることだろう。しかし、かといって下層の錘を大きくすると、きちんとエサ先行になりにくくなる、ウキから下のラインにC字オバセができやすくなる、等の弊害がある。したがって、ウキ上がりが大きいならば、下層の錘はもちろん、中層の錘も相応に大きくする。あくまで、バランスとしては中層の錘から徐々に軽くなっていく、というようにしておく。これはつまり、仕掛けの総重量を上げるということである。だとすると、ウキも、大きくなる。


  ウキが大きくなれば表層流を余計に受けるではないか?だが、それがどうしたというのだろう?ウキの動きはドラグをかけて止めればおしまいである。しかしそれでは仕掛けが手前に寄ってくるだろう?単純にそうとも限らない。一度流れに馴染んだウキは大きければ手前に来るのにも大きな抵抗がある。スリムで小さなウキほど流れを切って寄ってくる。慣性の法則というのもある。想像以上に、ウキの大きさの弊害は少ない。それでも手前に寄ってくる、流れの筋を外れる?ならば、自身の立ち位置を考えるしかない。しっかりウェーディングして自分の正面に流していければ手前に寄ってくる問題は解決する。どころか、どんなストップもかけられる。蛇行する川、自身の立ち位置を選び容易に沖合のラインを攻められる位置を探そう。

  最大の問題、水深が刻々と変わる底で、きちんと底を取れているか如何に確認するのか。エサ先行で、下層の錘が相対的に軽い状況で、オモリの底叩きはそもそも起こりにくく、起こったとしても感じにくい。十分な仕掛け重量があれば、仕掛けは強く止めれば吹きあがり、緩めてやると沈む。さらにフリーにすれば底を叩く、さらに放置すれば引き摺って行く、ということになる。よって、ドリフトの中でストップアンドゴーを繰り返すしかない。デッドスローでばかり流していては、底を取れていない可能性もある。時折緩めてやって、仕掛けを垂直に近づける。そしてまた止め吹きあがらせる、これは誘いにもなる。時々は完全に緩めて底を引きずるか試すのも良い。その上で自身の経験により適切なドラグのかけ方でデッドスローの流しを一辺倒で続けるのも良い。