フロートフィッシングの世界

フロートフィッシング用センターピンリール

フロートフィッシングで用いられるリール

 フロートフィッシングで用いられるリールは、まず第一にセンターピンリール、次にスピニングリールとベイトリールがあります。センターピンリールについては別頁で詳しく解説していますし、スピニングリールは誰もが用いたことのあるリールでしょうから詳述はしません。ここではベイトリールの使用について触れるとともに他のリールとの違い等を解説します。

センターピンリールって?

 フロートフィッシングにおいてセンターピンリールは最も良く使われるリールです。一方、このリールは日本ではなじみが薄く、いったいどんなリールなの、といった方も多い事でしょう。センターピンリールについての解説はこちらのページを参考にして下さい。簡単に言えば、ラインをどんどんスムースに出していける大型のタイコリールです。流し釣りである以上、ラインをスムースに出して行くことは必須条件なのです。

ベイトリールでのフロートフィッシングは?

 北米のスチールヘッドアングラーにはベイトリールでフロートフィッシングをされる方も多くいます。ベイトリールはスピニングリールに比してラインを直線的にフリーに出して行くのに有利ですので、スピニングよりもフロートフィッシングに向いているという見方もあります。

 しかし、スチールヘッド狙いのような10g以上の仕掛けならばまだしも、よりライトなフロートフィッシング仕掛けはベイトリールでは幾分キャストしにくい部分があります。また、スプール径が小さいのでセンターピンの様なスムースなライン放出は見込めない上、スピニングほどの遠投力もなく、そしてもう一つの問題は、ベイトリール用のガイドセッティングの繊細なフロートロッドがあまりないことです。

 センターピン用のフロートロッドは、一般的にガイドが小さく(これはベイトリールに問題にはなりませんが)、ハイフレーム、即ちハイスピンダーです。これはベイトリールにはフィットしません。

 なぜハイスピンダーなのか、それは、ラインがブランクスと接触してスムースに流れ出て行かないことを嫌っているのです。センターピンでのドリフトではほんのわずかな流れでラインを出して行くことが可能ですが、前提としてロッド付近でのライン抵抗が無いことが挙げられます。

 したがって、伝統的なフロートロッドはハイスピンダーが多いのです。とはいえ、実際に釣りをされるとお分かりになると思いますが、さほど足の高いガイドで無くともラインはそんなに抵抗なく出て行きます。むしろ、ハイフレームはノッティンガムキャストなどでは絡みが多く、スピニングリール使用時も同様です。Wallis castでセンターピン使用、の前提では、優れたガイドだと思いますが、汎用性には欠ける部分があります。

 とはいえ、センターピン、スピニング共にバットガイドの足は高い必要がありますので、ベイトリールとは相反します。したがって、ベイトリールを使う場合は専用のフロートロッドということになりますが、北米ではロングベイトロッドも流通しているもののやはりややヘビーなものが多く緻密なフロートフィッシングには向かないように思います。ベイトリールでのフロートフィッシングは最適10g以上の仕掛けでややヘビーなロッドを使用した釣り、ということになるかと思います。


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