センターピンリールとC10フロートで釣り上げられた鯉

ウキが滑る

 ドラグドリフトで遊動式ウキは徐々にウキ止めからウキが下へ滑って行き使い物にならないことがある。これはドラグをかなり掛けている場合、水面の流れでウキが下流へ流され、どんどんウキ止めより浅い所へ行き、結果ウキが仕掛けの吹きあがり、というよりも仕掛け全体を持ちあげているような状態になるからである。従って、ドラグドリフトを行う場合は固定式のウキが基本。遊動は少しドラグをかける位はよいが基本はフリーで流すか引き摺り流しに用いる。

 同じ遊動でも、ウキが滑り易い仕掛けとそうでない仕掛けがあることにも触れておきたい。シャツボタンスタイルの錘打ちで、ウキから仕掛けが真下に降りているような場合は多少ドラグを掛けてもウキと仕掛けの角度がある為ウキが滑りにくい。一方まとめ打ちでウキの下がほとんど錘の負荷が無い場合はドラグをかければすぐにここにC字オバセが出てウキが滑って行く。従って重めのシャツボタンスタイルが遊動でドラグをかける際には適していると言えるが、無論それでも固定式には到底及ばない。

 固定仕掛けの場合は例えば14ftのロッドを使ったとしても大凡水深は3m程度のところまでしか攻めることは難しい。ウキ下を1.5倍とり、さらにウキは穂先の直近では投げにくいからやや垂らさないといけないからだ。固定式の最大の弱点だが、しかしドラグをしっかりかけなければならない様な急流で水深が4mも5mもあるような川はあまりないだろう。

 どうしても4m以上の深場で固定式を行う場合は、ドラグを掛けても吹き上がりにくようなかなり重めのまとめ打ち+シャツボタンで臨み、ウキ下と水深をほぼ同じにしてしまう。